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iPhone写真、アナログ写真、随想、詩作、 覚書き など。

11 07 2016 Tamaya :プエブロと大手ホテルの共同リゾート:ニューメキシコ⑦

iPhone Photos 旅先

⑥の続き:

 

宿の敷地に入ってから、細く未舗装のくねくね道をしばらく走る。

サンディアピークを一望できる景色が素晴らしい。

 

しかし、なかなかホテルに到着しない。

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後で知ったが、先住民のアドバイスのもとに聖地等を避けて道を引いたという。

 

宿はアルバカーキーの北の郊外にある、Hyatt Regency Tamaya Resort and Spaだった。

相方が、友人家族が泊まって良かったと聞いていた宿だ。

 

Tamaya とはこのエリアの先住民インディアンのオリジナル名で、彼らはその後Santa Ana Puebloと呼ばれるようになった。

ホテルの部屋に置かれた説明を見ると「このリゾートはSanta Ana Puebloによって建設された」とある。何のことか分からなかったが、帰ってググって2001年の開業当時の記事を見つけた。設計、監修、工事はカリフォルニアのディベロッパーの指揮、プロパティーはSanta Ana Puebloが所有し、マネージメントをHyatt Regencyが行っている。builtは文字通り、工事労働のことなんだろうか。

ホテルのウェブサイトではプエブロ文化の継続と土地の保存活動が強調されている。例え商売に合うようなエキゾチックな見世物となるにしても、Santa Ana Puebloのウェブサイトにある「1980年代から産業、経済発展を優先課題に打ち立てた」方針として見ると、確かに大きな雇用と経済効果を生む良い機会だったろう。1994年に(Santa Ana Puebloに)受諾され2001年のオープンとある。

両者の実際の利益配分が妙に気になるが、経済にチンプンカンプンな今、何か聞き知っても理解不能と思われる。

しかしちょっと興味のある資料を見つけたのでリンクメモ。

Indian Detours: Tourism in Native North America - Pieter Hovens, Mette van der Hooft - Google Books

 

 

話が逸れた。

バケーションに来たのだからバケーションの話。

 

よくできたリゾートホテルだった。

Santa Ana Puebloの古い村とプエブロ建築を反映したというアドービの建物が、とにかく落ち着く。植民者の使っていたような鉄や真鍮のランプやテーブルや暖炉に、壺やタペストリーなどプエブロの工芸品が上手い具合に配されて、香木が焚かれ、穏やかな民俗調の音楽が流れている。ゆったりとした低層の、広大な建物の至る所にインディアンのアートや写真が飾られており、それらを見て回るのも楽しい。

全面ガラス張りのリビングやバーやレストランは、どのガラス戸からも外に出られるようになっている。荒野の中にトレイルが続き、その向こうにサンディアピークが一望できる。

 

人を避けて撮ったので感じが分かりにくいけど。

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伝統的な染色の標本。

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 字、読めるかな。

 

 

 

チェックイン後、ベッドでしばしひっくり返ってから表に出た。日没が近い。

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トレイルに踏み込んだがあっという間に日が暮れた。 

今日も照らしてくれて、ありがとう。

 

 

 

ホテルのレストランの一つで夕食をとる。

高い天井に、アドービが重厚に描く緩やかな曲線。ランプがほのかに照らす土色。客は疎らだ。この空間に居られるだけで良い、と思える心地よさである。

まだ食欲が戻らない。グリーンチリコーンチャウダーと、松の実入り焼き海老入りサラダとした。相方はグリーンチリバーガー。昼間の悔恨か。

サラダに入っていたアボカドにライムがしっかりと染み込んでいた。切ってライム果汁にしばらく漬けてあったのかな。

ちなみに松の実(piñon )もニューメキシコの名産品である。

 

 

今回で終わりかと思ったが、また長くなったので次回へ続く。