⇔ Diá ⇔

iPhone写真、アナログ写真、随想、詩作、 覚書き など。

自作ピンホールカメラ(4x5”フィルムホルダー併用)制作メモ ④:三脚取り付け

ピン太郎はレンズカメラより随分と長い露光が必要なので、固定方法を考えなければならないが、私は能天気なことを考えていた。

すなわち、身軽さを身上にしよう、三脚を使わずに地面に置いて、「地を這う生き物目線」専用になってもらおう、と。

 

だが、当たり前だが自然には「平な地面」が存在しないのである。

「地面置き」の固定台の幾つかのアイデアを考えたが、手間暇かけて結局台を作るなら、先にイメージの特性を理解しようと、三脚に取り付けることにした。

三脚のボルトを受けるナットは1/4”ー20という規格のもの。よほど巨大な三脚で無ければ、大抵この規格のボルトが使われている。

 

 

最初は抵抗があったが、いろいろあって、結局はカメラに穴をあけて直接取り付けられるようにした。

カメラ組み立ての時に考えておくべきだった。カメラの開口部からナイフを突っ込んでの作業になってしまってやりにくかったが、結果的にはアイデアだった。

今度は箱を組み立てる前に済ませよう。

 

以下に方法を記す。

 

f:id:pyopyopyon:20170325102902j:plain

 

材料:

・1/4”ー20規格のナット

・直径1-1/4”(約3.1cm)のワッシャー

(ボートへの圧力をこれで分散させるため、できるだけ幅広のものを。)

・金属用接着剤

・フォトグラフィックテープ(或いはマットな黒テープ)

 

手順:

f:id:pyopyopyon:20170329012836j:plain

 

1 カメラ底部の中央に三脚のボルトがキツく通る大きさの穴を開ける。(錐や尖ったものであけて、飛び出た紙とフォームをカッターやハサミで切り落とす)

 

2  ワッシャーの穴が1に重なるように、カメラ内部にワッシャーを置き、鉛筆で輪郭を取る。

 

3  2で取った輪郭に、ワッシャーの厚みより少し深いくらいの切り込みを入れて、ワッシャーの厚み分をナイフで削ぎ切る。(表面は凸凹でも構わないので、輪郭よりやや小さめの気持ちで。)

 

4  ほぼ厚みくらいと思えたらワッシャーを嵌めてみる。押し込んでキツくハマったら、金属用接着剤を塗ってワッシャーを嵌め込み固定(接着剤はフォームコアの補強の意味で)。

 

5  ナットを金属用接着剤でワッシャーの上に貼り、重石をかけて1日置く

6  三脚に付けてみる。問題なければ黒テープでがっちりと固定。

 

 

 

 

 

 

余談だが、最初考えたのが、ピンホールカメラの三脚取り付け専用台。

板にナットを埋め込み、この板にカメラを取り付ける方法だった。

ボツったが、専用工具を持たずともナイフで板(厚み約6mmの合板)にうまくナット穴を開けられたので、方法として載せてみたい。

私はマイクロドリルから始めてみたが、なければ錐でいけそうな感じだった。

f:id:pyopyopyon:20170329004925j:plain

できる限りたくさん穴を開けるつもりだったが、穴が近くにあるとドリルが滑るので、これだけ開けたあとは結局ナイフを突っ込んで作業した。

 

ある程度形が出来てきたら、ナットを頻繁に当ててみて、形(特に頂点周り)を確認しながら、実寸より小さめに彫っていく。形を取った場所や角度とズレても気にせず現状に補正を加えていく(だから小さめに)。時々裏からも彫る。板の厚み内部は表と裏の両面から平行に整えていく。

少しでも緩いと意味がなくなるので、内部もきつめ小さめを意識して。

板を浮かせる台があると厚みの中を正確に把握し易い。

f:id:pyopyopyon:20170329011114j:plain

 この台は、学生時代、工学部裏のゴミ置き場で拾ったもの。何に使うんだろう?

堅牢で重いので、お陰様で色々重宝に使っている。

 

 

まだ少しキツイかと思う当たりで力を加えると半分入ったので、それを三脚に固定してみる。三脚のネジを回すと、その力でもう半分も入って、キツめの良い仕上がりになった。

f:id:pyopyopyon:20170329010034j:plain

我ながら惚れ惚れする出来。使いたかったな。

実は板探しが難しかった。ホビー用のはペラペラだし、大工用品店では長大な板しか置いてないのである。さすがアメリカ、中庸がない。

 

 

ついでに、マイクロドリルの使い方。

1mm以下の穴を正確に開けられる。安いし、持っておくと何かと便利かも。

手持ちのセットの中で、一番大きな直径のドリルビットを使った。

 

板に直角に立て、頭を片手で抑え、もう片方の手で胴体を捻るとドリルが回転する仕組み。(↓ アイフォンを持ってるために片手。)

f:id:pyopyopyon:20170329004719j:plain

 

 

 

以上、ピンホールカメラの制作プロセス記事終了。

 

作られる方にはいくらか参考になりますよう。そして、さらに良い方法を編み出してくれますよう。

長くなりましたが、お付き合い頂いた方達には、ありがとうございました。

書いていて大きな励みになりました。

 

 

 

 

 

 

作り方関連記事:

 

354x5andwords.hatenablog.com

354x5andwords.hatenablog.com

 

 

354x5andwords.hatenablog.com