いつもは一人だが、この時は車から降りて道端で素早くテスト撮影をしたので、傍に相方がいた。そして撮影光景の写真を撮っていた。私にとっては古い三脚、ピン太郎との記念写真。
この時も風が強く頭ボサボサだが、4x5カメラでは被り布が加わって髪の毛はもっとボサボサで、機材を入れた巨大なリュックを背負い、場合によっては靴下にズボンの裾をたくし込んでいる。なりふり構っている場合ではない、のである。
自らの写真を載せるのには勇気がいる。小心者が無意味に言い訳すると、服はくたびれているが清潔である。白い汚れは毛玉ではなくて上に着ていたダウンの毛である。
最近、相方が誕生祝いに新しい三脚を買ってくれた。
今まで使っていたのは知人からの頂き物で、古い型で重く大きく、安定は良いが気安く旅行の共にできるものではなかった。安定性が最も大事だが、妥協点を見出して旅行用に軽量コンパクトなものを選んだ。重さは2kgほど、恐ろしく軽い。そして畳むとスーツケースに入れ込むことができる。
やはり少々不安はあったが、おととい、先週の金曜日に無事にテスト撮影時終了。
森の水辺の枯葉の中であった。その際、足元には虫避けスプレーをかけていたのだが、ふくらはぎの周りを巨大な蚊の群れがブンブン飛び回っていたのを見た。撮影時はそれどころではない。翌日(昨日)痒みを覚えて見ると、蚊がたかっていた箇所を中心に、数十の刺され跡が赤く膨れていた。ズボンの上からしっかりと、しかもあまりの多さにぎょっとした。本当に蚊だろうか。変な虫が入ったのではかなかろうか。でも歯型は2つない。やっぱり蚊か?
昨日はずっと外出だったので痒み止めを買って塗った。今朝、蜂蜜を塗ってみた。相変わらず痒みはあるが、熱やら他の症状の兆しはないので、まあ大丈夫なのだろう。
厚いズボンを探そう。
水辺の茂みから平地に出て、記念に新しい三脚とカメラのポートレートを撮った。脚はもうニ段伸びる。