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夏の1泊旅

長雨の後のひさしぶりに晴れた日曜日、昼前に相方から持ち上がった話から、ロブスターサンドを食べに1泊の小旅行をした。

 

夏休暇時期の週末、そして向かう先はほぼバケーションエリアなのに、適当な部屋を取ることができたので、急いで準備して正午前に家を出る。

アメリカの宿の多さのありがたさが身に染みる。

 

とは言っても、道はずいぶんと混んでいて、1時半の到着予定が3時過ぎになりようやく目的の店(小屋)に着いた。

半端な時間だから空いているだろうという目論みはみごとに外れ、小屋のオーダー窓口の前には長い列が出来ている。そうか、これが「バケーションシーズン」の「観光地」の「人気店」というものか。

 

列はゆっくりと進み、30分ほどで順番が来る。注文と支払いを済ませたら、小屋に入って適当な席を見つけて出来上がりの順番を待つ。

開け放たれた窓からの強い潮風に、テーブルに載せた紙ナプキンや軽いものは勢いよく吹っ飛んでいく。

空腹から何かと頼んだが、もはや写真を撮る気力が残っていなかった。

 

 

その2時間後に夕食。

こちらは観光地ではなく、日曜の夜を楽しむ、見るからに地元の人たちで賑わっている。

 

満席だがバーカウンターに空席があるとのことで、そちらで。

カウンターの内側にはゴッドファーザーの登場人物がそのまま出てきたような強面のイタリア系親父が一人。

大柄だが、動きがすこぶる良い。

客のオーダーから飲み物作り、料理をキッチンに取りに行っての配膳、残りを持ち帰る客のために詰めて、食器を下げて、次のセッティング、お勘定など、フルサイクルの作業を客の相手をしながら軽やかにこなしていく。

これを眺めるだけでも来た甲斐があったというものだ。

 

相方も私も空腹はあまり感じず、大きなサラダにロブスターを追加で載せての注文に終わった。

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良い店はそんなに食べられなくても空気に満足を感じるものだと思った次第。

 

 

翌朝、岬一つぶんの公園を、2時間ほど散策。

ビーチは狭く、森の中に遊歩道が敷かれていて、森の匂いに時々潮風を感じ、木陰から海の景色を楽しめる。

 

雨が続いた後だけあって、うだるような暑さの中でも草や木々が生き生きとしている。

 

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水田のよう。

 

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ハート。

 

 

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背の高い蒲公英。

 

 

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ビーチの一つは一面貝殻。

 

いつか撮影に来たい。

 

その後、Yelpで探した店へ。

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手切り感たっぷりの看板の文字。

この小屋は魚屋で、飲食は屋外のみ。反対側にもっと小さな小屋が立っていて、そこで注文する。

 

飲食小屋で働いているのは、全て中学〜高校くらいの女の子たちだった。

飾らぬ素朴な雰囲気で、可愛らしい。

メニューはホットロブスターロールとホットドックのみ。

オーダーの際には番号札も渡されないし名前も聞かれない。

店は混んでいるが、本当に間違えずにくるのだろうか。

冷たかったコーラがすっかりぬるくなり、空腹と不安が募る。我々、手違いで忘れられてやしないか。

 

しばらくすると女の子が出てきた。

大きな木の箱にアルミに包んだロールとコールスローの入った小さなプラスチック容器をたくさん乗せている。

おお、ちゃんと配っている(当たり前だけど)。

我々が来た時には着席していた客たちがようやくありつけた様を見て、時間がかかることを覚悟する。

 

40ふんくらい待っただろう。

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しかし、待った甲斐があった。

 

茹でたてのロブスターの大きな剥き身がゴロゴロ。モンジュースに浸して絞ってあり、バターをたっぷりと塗ってこんがりと焼いたパンに挟んである。

ロブスターがとにかく美味い。弾力はもちろん、風味が強く爽やか。

 時間がかかるのも、たぶん、茹で置きなんかしてないんだろう。

こんなに美味しいものを子供達が作っているんだなぁと、しみじみと味わった。

 

来た甲斐があった。

印象深いロブスターロールだった。