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帰国の記録 ⑦徳島産 9月30日、10月1日

30日の夜、楽しみにしていた会食が、台風で流れた。

だが良い静養日になった。足を治そうと朝夕温泉に入り、インディアンハーブ軟膏を痛む箇所に塗り込んで、ベッドで横たわる。やはり眠れないが横になっていると心地よい。休息が必要だったのだろう。

 

ホテルで唯一開いていた、炭火焼が売りのカフェバーへ。あまり期待せずに行ったら、蓮根、そして玉ねぎ(どちらも徳島の特産品)の炭火焼が美味しくて、再オーダーしてしまった。

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どちらも分厚く切られていて、甘い。特に蓮根にはまった。むっちりとした肉質を甘みとともに堪能。蓮根炙ると、焦げがこんなに美味くなるのか。

 

 

10月1日。

前日に流れた会食の代わりに、お寺の住職のご厚意で、昼時にお寺で集まることとなった。このご住職はよく遊ぶがたいへん博学で勉強熱心で、やや明け透け過ぎるのでは、とこちらが不安になるような話と併せて話題がたいへん面白い。

もう一人は反骨と気骨の人で、6年前に業界の全くの素人として、社会的弱者をサポートする新しい仕組みの事業を始めた。それはじわじわと全国に伸び広がり、各地でしっかりと根を下ろして、今や大手企業から真似する者が現れて、それらの中には作った顧客の横取りを行う者さえいるが、彼はそれを「時間が証明する」と笑っている。

二人は互いに互いをちょっと牽制しているのだが、明け透けな、子供のような憎めないキャラクターが共通していて、二人揃うと漫談をやっているのでは、と思うほどに面白くなる。

 

住職は美食家で料理もうまい。早朝からの法事3つと台風で思うような素材を揃えられなかった、と出してくださった手料理は、たいへん美味しいものだった。

お邪魔すると、いつも庭を眺められる縁側近くの席に通される。

 

檀家の現象と経営難で、庭を持った昔ながらの寺も少なくなっているという。

言われてみると、墓地ばかりで庭を持たない寺が増えている。

この住職は覚悟を持って続けるとのこと。

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戸を開けてくれると台風一過の心地よい風と共に季節外れの蚊も大量に流れ込んで、蚊取り線香を炊いてくれた。懐かしい香りだった。

 

 

夜は今回の帰省の一番の目的であった家族の集まり。

母の節目となる誕生日を祝うつもりだったのが、広島の弟夫婦と岩国の姪も来ることができて、「こんなに皆が集まれる機会は、私の残りの人生、もう何度もないだろうから」と、張り切った母が全て手配してしまった。尾道に住む高校生の甥は来ることができなかったが、その活躍の様子を聞けた。