西日を受けて砂も木々も黄金色に輝き始める。 それを眺めながら冷たい砂の上にそっと腰を下ろす。 座れば掬う。 掌いっぱいに載せて指間を開く。滑り落ちる白砂はヒヤリと冷く、その冷たさが湿り気を感じさせるようなしっとりとした肌触り。 一線上にならん…
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