11 06 2016 Silver City - Hatch 世界のチリペッパーの中心地: ニューメキシコ④
Silver Cityで夜が明けた 。
昨日は走り屋歓喜の152号線だったが、今回は遠回りだが普通の街道でTruth or Consequencesに引き返す。
途中で道を外れてCity of Rock州立公園に寄り道。
麓にキャンピングカーがたくさん停まっている。
モアイカタツムリの風情。
右下の赤いのが人の大きさ。
もともとは溶岩。
1時間ほどブラブラして「世界のチリ(唐辛子)の中心地」と呼ばれるHatchへ。
道沿いには買い付け用のチリ屋と、チリを干したり焼いたりの加工場が点在している。あと車の修理屋、飲食店が3軒ほどあったか無かったか。
年に一度チリフェスティバルが開催され、この閑散とした通りがチリを積んだ巨大トラックで埋め尽くされ、ローストされるグリーンチリの香りで溢れ返るらしい。来てみたい。
ピンホールアーティスト夫妻のお勧め食堂「Pepper Pot」で昼食を取る。
ちょうど昼時だが、女性一人の他に客がいない。
ドアを開けると長身で金髪を高く無造作に結いあげ、ブリジットバルドーばりのアイラインを引いた、いかにも中西部の白人女性がにこやかに席に案内してくれた。
私はトスターダを頼む。グリーンチリにしようとしたが、店員さんのお勧めでグリーン、レッドの両方で。
料理を待っているうちに、小綺麗に身なりを整えた客がわらわらと入ってきた。この日は冬時間に切り替わる日で、教会でなにか行事があったらしい。
ブリジットバルドーはにこにこと素早く対応する。
ニューメキシコの人々はとても愛想が良い人が多い。何より人種偏見がとても少ない。
料理写真はあとで別に載せよう。
レッドはかなりの辛さの中に、ぺッパー特有のフルーティーな甘さが絡んで広がり、なんとも美味。
思えば、夏の終わりに収穫したレッドチリの乾燥が終わる頃であった。
新米 新蕎麦ならぬ、新チリだったのである。
レッドとグリーンの唐辛子についてはずいぶん前に書いたものだけど、以下再掲。
レストランの前のチリ屋で素早く買い物をする。
店の前からむせ返りそうなチリの香り。
チポトレチリの丸干しの大袋と、このエリアの特産という店の人お勧めのサンディアホットの粉を買った。
「香りを保つ為に、必ず冷蔵庫に入れてね」と数度念を押された。
たぶん、殆どのアメリカ人にとって、チリペッパーは棚保存なのだろう。
Truth or Consequenceでは温泉付き宿を取っていたために、早めに町を目指す。
長くなったので、続く。