1年2ヶ月ぶりのニューメキシコ⑧: Alamogordo - Tularosa - Ruidoso 荒野の岩絵ハント
ニューメキシコ、もう少し続きます。
5日目、Alamogordoの宿を発ち、まず相方が行きたかったピスタチオパークへ立ち寄る。ニューメキシコの名物の一つでもあるが相方はピスタチオが結構好きらしい。
ニューメキシコ州の州木はpiñon pineという松の実が取れる松の木なのだがこちらはピスタチオのようには商業化していないようだ。私は松の実が大好きで、成り行きで出会えればと思っているのだがなかなか出会えない。
そのあとTularosa という小さな町へ。
本当に小さな、住宅地とも言えない集落で、お茶を飲む場所もない。4年前にテキサスへの南下の旅途中で、この辺に辛うじて見つけて立ち寄ったメキシコ料理店がとても美味しい料理を出す店で、ずっと行きたいと思っていたのだ。
ここで食べたposoleがとても食べたかった。
4年前と変わらぬ味で大満足。
あとで料理ブログかこちらに載せる。
今回、街道を外れて走ってみると、黄金の大木と古いAdobeの住まいが点在していてなんとも風情があった。
その後、ナンシーが教えてくれたThe Three Rivers Petroglyphsへ。
街道を外れて荒野のガタガタ道をしばらく走り、灌木と黄金の草地の向こうに岩山が見え始めた。 駐車場にほとんど車がいない。小さな事務所で料金を払って地図をもらう。
ペトログリフは岩の表面を削り取って描かれた岩絵である。
インディアン達が岩絵を残した有名な場所がニューメキシコには5箇所ある。Demingの博物館の土器で少し触れたが、この辺のはMogollon(モゴヨン)文化の担い手達による。
説明は抜きにして、以下いくつかご覧あれ。
やはり一番多いのは人の姿や顔。
ん? ネブカドネザル??
ん? 地蔵様? イヤリングがお洒落。
人にも見えるが人ではなかろう。
地形としてはずっとこんな風にランダムな岩が山の傾斜を形作っていて、見晴らしのよい山登りといった感じ。
ナンシーによると 夏はガラガラ蛇の名所だそうだが納得。
何に出くわしたか。
待てーー。
色が薄いものほど古い年代に描かれたもの。
同じ場所に重なっている箇所も多い。
岩の形も利用したり。
人、動物の他、記号やパーツも多い。
白いドームは途中の休憩所。
おっとこれを忘れてた。
好き。なんの顔だか。
描かれた理由は推測の域を出ないようで、地図、道しるべ、歴史的出来事の記録、その年の記録、祈りなどが年代と共に混ざり合っていると考えられている。
いずれにせよ私はペトログリフが好きだ。隣のユタ州にたくさんあるのでいずれ巡りたいと思っている。
この日はもともとCarrizozoに泊まるはずだったが、予定を変えて1日目に立ち寄ったので相方の興味からRuidosoという山の上のスキーリゾート地に宿を変えた。
今年は暖冬ということで雪をあまり見かけなかった。
久しぶりの快適なホテル。泥のように眠った。