⇔ Diá ⇔

iPhone写真、アナログ写真、随想、詩作、 覚書き など。

帰国記録② 大阪

f:id:pyopyopyon:20181023065153j:plain

顔をぶつけた翌々日に伊丹空港へ。

大阪はほとんど知らない。おまけに公共交通機関で動くのは今回が初めてだった。

取り敢えず、往き来の交通の便のよい梅田にホテルを取ってあった。

 

伊丹空港は思っていたより巨大で、まるで駅ビルのようだった。

梅田までは直行バス。ホテルにチェックインして荷を解き、簡単に身支度を整えて、さて梅田駅に進入。思っていたより巨大で複雑、まったく甘く見ていた。阪急線を探すが間違えて翌日乗る路線に乗ってしまい、引き返しての再スタート。

 

阪急線は、鈍行だけの長閑な線だった。関大前で友人夫婦がやっているカフェが目的地。関大前駅は小さく、カフェは線路沿いに見えていたので楽に着いた。

徳島でお世話になった友人が7年前から夫君と二人で始めたカフェで、この友人と最後に会ったのは8年前。その時は徳島から車に乗せてもらい、家に泊めてもらい、行きたかった場所に連れて行ってもらったりと大変お世話になった。

しかしその後大阪に来る機会が作れず、カフェにずっと来たいと思っていながら時間だけが過ぎた。

 

ドアを開けると、カウンターの中から涙を流さんばかりに喜んでくれた。ああ、来てよかった。もっと早く、来たかった。

 

まずは入り口から店を見渡す。窓辺に自家製の焼き菓子、コの字形ラックに数々のフレーバーティー、壁に設えた棚に少しの食器が置いてある物販エリアがある。

おお、「阿波晩茶」があるではないか。

 

カフェエリアは、大きなカウンター席の他に椅子席が5〜6個のこじんまりとした空間。だが窓が多くて、通路や席の間隔もゆったり取ってあって、せせこましさがない。

 

 今気付いたが、再会に夢中で、写真を一枚も撮っていなかった。ああ愚かしい。

 

席に着くと、まず小さなウェルカムティーが出された。クリアで美味しい。

8年ぶりの友人夫婦は当時と全く変わっておらず、時間を錯覚しそうであった。

メニューを見る。パンケーキを始め焼き菓子が色々。日替りランチプレート、アフタヌーンセット、かき氷も美味しそう。紅茶はムレスナティーのバリエーションを常時50種類ほど出しているという。コーヒーにも惹かれたが、ジンジャーティーにするとその場で生姜をすりおろして入れてくれた。

カウンターの中にはいくつかの小さなガスコンロがあり、オーダーのたびに湯を沸かしている。白い蒸気とシュッシュという懐かしい音が心地よい。

 

しばらくして、待ち合わせをしていた別の友人が現れた。この友人はベルリン生活が長い。会える機会は少ないが、真摯な作家でざっくばらんに深い話ができ、アドバイスを貰える大切な友人だ。

互いの近況報告を少しした後、制作と科学の話と深みにはまっていく。

 

その友人が帰った後、閉店までカフェで過ごす。

友人は話しながら、ずっと手を動かしている。

翌朝に焼くという、天然酵母パンのネタを捏ねる手つきの良さに見惚れる。この日は売り切れていたのが残念。

阿波晩茶をいくつか、紅茶とオリジナル缶のセット、季節限定の無花果入りのクッキー、店の定番というキャラメルラスクを買って店を出る。

 

夜、ホテルで無花果クッキーを摘む。美味しい!!

結局、人にあげようと思っていたキャラメルラスクも開けてしまった。

胡桃入りで、香ばしさとほのかな酸っぱさと甘さの均衡が素晴らしく、驚くほど美味い。

滞在中に買い足しに戻りたかったが、時間が無かった。

 

(大阪、関大前の「hareiro」という名前のカフェです。お近くにお寄りの際にはぜひ。 )